抽出溶媒、溶媒投与量、抽出期間、抽出時間の比較により、ビワの葉からウルソール酸を超音波抽出する最適な抽出プロセスは次のように結論付けることができます。溶媒としてメタノールが選択され、必要な量のメタノールが選択されます。溶媒は原料の重量の30倍、抽出時間は40分、抽出回数は2回です。
ビワ葉中のウルソール酸の含有量は、高速液体クロマトグラフィー (HPLC) によって測定されました。最適なクロマトグラフィー条件はLichrospher Cl8(250mmx4.6mm,5um)カラムであった。メタノール-水-リン酸 (90:10:0.05) が移動相です。流量: 0.8mL/分;カラム温度:室温。検出波長:215nm。この条件下でウルソール酸の抽出率は最も高く、ビワ葉中のウルソール酸含有量は0.79%であった。この実験方法は、操作プロセスが簡単で、時間コストが低く、再現性が高く、抽出率が高いため、ビワ葉植物資源を最大限に活用するための一定のデータサポートを提供し、ビワ葉薬用材料の品質を効果的に制御できます。
メタノール-水-リン酸 (90:10:0.05) の移動相では、ウルソール酸の保持時間は約 18 分で、グラフのベースラインは安定しており、ピーク形状の尾引きはありませんでした。移動相の添加剤にはリン酸を選択し、ウルソール酸の分離とピーク形状の改善効果を促進する弱酸性環境を作り出すために使用します。
標準溶液の調製:ウルソール酸 2mg を秤量し、秤量したウルソール酸をメスフラスコに入れ、メスフラスコを 10mL として選択し、メタノールをメスフラスコに加え、溶液を溶液ラインの最も低い凹面まで希釈し、振り混ぜます。均一にウルソール酸濃度 0.2 mg/mL の溶液を調製し、濾過してすぐに使用できます。
サンプル含有量の計算方法:
精密機器を用いて標準液から20mL、試料液から20mLを採取し、サンプル瓶に入れました。2つのウルソール酸のピーク面積をそれぞれ測定し、記録した。記録したデータを下記式に代入してウルソール酸含有量を算出した。
ウルソール酸含有量 %= (AX/AR*CR*S*0.000001)/w*100%
式:
AX はサンプルのピーク面積です。
CR は参照溶液の濃度です。
ARは対照物質のピーク面積であった。
S はサンプルの体積です。
W は計量サンプルです。